林浩平の《饒舌三昧》

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zoom RSS エマーソン、レイク&パーマーELPシンポジウムにパネラー出演しました

<<   作成日時 : 2017/04/12 00:47   >>

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 盃を コップに代へて 春の雪       (小澤 實)

 句意は明解です。春の景色(お花見?)を眺めながらの昼酒を盃でちびりちびりやってたところ、雪がちらちらと舞いだしたのですね。さらに興をそそられて、もっと深い酔い心地に到ろうと、コップ酒にした、というわけです。今日など四月半ばになろうというのに、東京の最高気温は十度に満たなかったとか。まだ枝にある桜の花に小雪が舞ってもおかしくなかったですね。

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 プログレッシヴロックを代表するキーボードトリオ、エマーソン、レイク&パーマー、ロックの世界のレジェンドグループですが、去年は3月にエマーソンが、12月にはレイクが亡くなってしまいました。このふたりを追悼するという狙いもあってでしょう、新橋でROCK BAR童夢Domeを経営する大のロックファンの関将敏さんが企画して、Symposium Of Rock Vol.2として「ELP 最強トリオの軌跡」と銘打たれたイベントが、9日の夜に、川崎はクラブチッタに併設されたアティックというスペースで行われました。僕は、関さんから依頼を頂戴してパネラーとして参加してきました。

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 第一部は、1972年の彼らの最初の来日公演の際、甲子園球場でのライヴのラストで発生した、聴衆のグラウンドなだれこみによる「暴動」に関して、現場での生き証人?である小生に関さんがあれこれ質問くださる、という趣向でした。ただ当時高校三年生で、大ファンだったELPのライヴに舞い上がっていた当方には、あれは「暴動」といったものとは受け取れず、なだれこみは確かにあって、それに過剰反応した運営責任者がすべての電源を切ったために、演奏も出来ず、パーマーのドラムスの音だけが小さく聞こえたなかで、知り切れトンボのエンディングだったな、というくらいの印象なのでした。
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 しかし関さん、パワーポイントに、当時の会場チケットの画像やらセットリスト、甲子園球場の見取り図なども用意して投影され、いやいや周到な準備です。興味深かったのは、72年当時の「ミュージックライフ」誌の読者による人気投票のリストでしたね。やはりツェッペリンやディープ・パープルなどが人気上位。プログレのELPも、ピンクフロイドと並んでかなり上位に選出されています。「ELP人気は、そのルックスの良さも大きかったですよ」と僕も証言しておきます(笑)。

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 さて続いての第二部、最後のELPの楽曲コピーライヴで演奏を披露くださるキーボードの都築‟Voyager‟裕一さんと、ベース&ヴォーカルのパウロ鈴木。さんが加わって、関さん司会のもと、三人でELPの世界を熱く語りあいました。いやあ、晩年の奥さんが日本人(マリコさんとか)だった関係で、エマーソンはしばしば日本に来ていて、海で釣りをしたりしたよし、そんなときに、パウロさんはエマーソンとスタジオでジャムセッションをやったこともおありとか。今時珍しいロン毛のパウロさん、ELPマニアを自称されますが、いろいろレアなELPグッズも蒐集されてます。それをノリのいいトークで次々紹介していったり。

 関さんからは、「ELPのアルバムではどれがベストでしょう?」と質問があり、都築さんは、『恐怖の頭脳改革』を挙げられましたが、僕は、「やっぱりファーストですね」と答えます。ブリティッシュロックらしい、陰翳あるサウンドだから、という理由です。

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 さて、3人でのELP談義が盛り上がったところで、いよいよ最後のコーナー、都築さんとパウロさんに、ドラムスの友田真吾さんが加わってのトリオによるELPの楽曲ライヴ演奏です。しかし、都築さん、会場にご自身の所有するモーグ・モジュラーを持ち込んでセットしています。要するに「モーグ(昔は「ムーグ」でした)シンセサイザー」ですね。これは通称「箪笥」と言われるようですが(笑)、なんでもキース・エマーソンのメカニック担当がかつて所有していたものをネットオークションで購入したとのことですが、相当に値がはるでしょうね。高級乗用車が二台か三台買えるくらい、でしょうか。また、キースが来日した折に、キーボードにサインしてもらったよし、確かに見えますね(笑)。

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 最初に都築さんによるモーグの説明とデモンストレーションで、色んなサウンドを出してくれましたが、なるほど、これ、ですよ。そして演奏が始まります。「ホウダウン」、「ナットロッカー」そして「ラッキーマン」と続きます。都築さん、ミニムーグ、かな、板状の変調器?も操っての熱演ですが、本業はなんと小学校の先生だとか。

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 そしてお開き、でした。いやあ盛り上がりましたね(笑)。

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 お別れの引用句、ELPの一枚目に収められた名曲の歌詞を引きましょう。グレッグ・レイクの作です。訳は僕が試みました。

Just take a pebble    さあ 石をとるんだ
 And cast it to the sea そしてそいつを海に投げこめ
 Then watch the ripples  それから波紋を見てごらん
 That unfold into me   僕にむかって広がってくるよ

 My face fills so gently 僕は満面優しい笑みを浮かべる
 Into your eyes      そして君の瞳に笑いかける
 Disturbimg the water   水面を揺らしながら
 Of our lives       僕たちの人生のね

                                (グレッグ・レイク  「石をとれ」(TAKE A PEBBLES) )

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