「饒舌三昧」、新しく「新饒舌三昧」に衣替えしました。新しいURLをお知らせします。

   皆さま お知らせをいたします。  「饒舌三昧」、いつもご覧いただきありがとうございます。 このたび、画像掲載の容量限度を越えてしまった関係で、旧来のHPはそのまま残して、新しく「新饒舌三昧」のHPを開設しました。そのURLはこちらです。   https://13210907.at.webry.info/ とり…
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放送大学、アラーキーさん対談を収録+スティーヴン・ウィルソンのライヴに行きました

   三階に 独り寝に行く 寒さかな     (夏目 漱石)  漱石はロンドン留学時代に何度か下宿を替わっていますが、Miss Lealeの下宿は三階に部屋があったそうです。ロンドンも秋が深まって、夜の寒さが身に沁みるようになりました。11月の東京も、やっと「やや寒」です。  先日は京都と松阪でのロケ風景をお伝えしましたが…
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放送大学・特別講義「風狂」篇のロケで、京都・一休寺と松阪の曾我蕭白を取材しました(画像追加)

   売り惜しむ 文(ふみ)を肴に 夜(よ)を寒み      (加藤 郁乎)  夜がだんだん寒くなってきたので、売り惜しんでいる自分の原稿を読み直しながら一杯やっている、というイクヤーノフ氏の一句です。なるほど、江戸座俳諧ばりですね。軽妙闊達で享楽趣味の俳風は、宝井其角ゆずりでしょう。今年もやっと秋の到来を実感できるようになりま…
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茅ケ崎市美では小原古邨「花と鳥のエデン」展+高志の国文学館では堀田善衛展、富山を訪ねました

   まぼろしの 鹿はしぐるる ばかりなり     (加藤 楸邨)  楸邨の名句です。時雨は冬の季語ですから、ちょっとフライング気味でしょうが、まあ時雨=神無月のもの、ということで十月の句にさせてください。この句の評釈で、「あんつぐ」こと安東次男はこんなエピソードを紹介しています。良寛が、「やまたづの むかひのをかに さをしかた…
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横浜美術館では駒井哲郎展+キング・クリムゾン・シンポジウムに参加しました

 道ゆづる 風流もあり 秋の暮    (加藤 郁乎)  三鷹駅の北口にある古書肆・水中書店で見つけ購った句集『初昔』からです。イクヤさん、第一句集の『球体感覚』はお馴染みでしたが、晩年の句風には疎かったので、これで察しがつきました。なかなかの軽みの世界、ですな。  いきなりの肖像写真からスタートですが、1967年撮影…
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DIC川村記念美術館では詩人・平出隆氏による「言語と美術」展OP、見所一杯です!

   目にて書く 大いなる文字 秋の空     (高濱 虚子)  抜けるように青く広がった秋空を詠んだ虚子の句です。雲ひとつない秋空に、幻の文字を書いてみよう、というわけです。しかし今年は気候不順、こんな秋空にはまだお目にかかれません。  佐倉にあるDIC川村記念美術館、このところユニークな企画展にトライしておおいに怪気炎…
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クロコダイルで詩の朗読会+「放送大学」特別講義、ここでOK+吉増さんの肖像写真をリビングに掛けました

   山川(やまがは)に 高浪も見し 野分(のわき)かな     (原 石鼎)  野分、つまり台風を詠んだ句ですが、当時の石鼎(せきてい)は吉野の山奥に暮らしていました。ですから「山川」は山を流れる川の意味。その川に高浪がたったのですから、さぞやの暴風。この句を評して、安東次男さんは「「高浪を」ではなく「も見し」と遣ったところが…
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シアターχでは吉増剛造さん『舞踏言語』刊行記念イベント、笠井叡さんや中嶋夏さんゲストでした

  箸おいて 居眠る癖や 秋の風       (内田 百閒)  久しぶりに百閒先生の句を紹介します。昼食を済ませたあと、どこやら睡魔に誘われるままこっくりこっくり、という情景ですね。確かに、ひんやりとした微風が渡る秋の午後の気分でしょう。昼ご飯ということでは、晩酌のお酒をおいしく呑むために、昼はかけ蕎麦くらいがいい、とは先生の…
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甲府桜座では帷子耀さんイベントに吉増さんゲスト参加+山梨文学館では草野心平展+吉増展閉幕です

  蜘蛛の巣に 露あたらしき 朝ぼらけ     (吉岡 実)  詩人の吉岡実さんは、句作りとなると、超前衛の詩人から一転、季節の情感を繊細にあらわす花鳥諷詠を基本にしました。この作、朝がた、蜘蛛の巣に光る露を詠んで、大気の湿り具合もよく伝わってきます。  さて9月20日、甲府市内の桜座というライヴスポットで行われたイベン…
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アフリカンアートミュージアムで「ベニン王国の美術」展を観ました。素晴らしい!これには瀧口修造も言及し

 鬼一人 泣きに来てゐる 曼珠沙華     (辻村 麻乃)  辻村麻乃(まの)さんの第二句集『るん』からです。秋の彼岸となって、この夏は猛暑だったので花は遅れるかなと思ったのですが、いやいや彼岸花の名の通り、東京でもそこここに赤い曼珠沙華を見つけます。麻乃さん、残念ながらまだお目にかかる機会はないのですが、お父様が詩人の故岡田隆彦…
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愛媛県の久万美術館、開館30周年の企画展を観てきました。佳品ぞろいです。

 ともし火に したしみそめて 獺祭忌    (阿波野 青畝)  獺祭忌(だっさいき)は、正岡子規の命日を表わす季語です。子規は、明治35年の9月19日に34歳の若さで亡くなりました。(糸瓜忌、とも言いますね。)カワウソが捕った魚を河原にばらまくように、俳書をたくさん身辺に置いて俳句分類の仕事を続けた子規が、自分の号を獺祭書屋主人と…
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多摩美大美術館では「神仏人」展+松濤の吉増剛造展、岡野弘彦さんとでした+吉増さん新著「図書新聞」紙上

   野ざらしの 賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ) 秋暑し      (松本 邦吉)  句集『かりぬひ抄』の「奈良三句」連作からです。古都奈良の郊外の道端に、ふと目をとめた仏像があったのですね。9月といっても、まだ十分に暑いです。尊者の像も暑がっているようです。(松本さん、句集の表記、「賓盧尊者」となっていて、「頭」が欠けています…
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真夏の高野山・根来寺を訪ねました+松濤の吉増さん展、山根基世さんゲストに声をテーマのトークでした

   夏山に 虹立ち消ゆる 別れかな        (芥川 龍之介)  奇想句も多い芥川ですが、時にこんな若々しい抒情句も残します。この夏の日本列島、酷暑がまだ続き、とてもこんな具合に夏山の虹を賞翫できません。  さて、暦のうえでは晩夏の先週、郷里の紀州に帰省した際に、久々に高野山、そして根来寺を訪ねてきました。下界は猛暑…
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神奈川近美では「貝の道」展、面白い!葉山は夏のバカンスの季節でした

   がてんゆく 暑さとなりぬ きうりもみ     (久保田 万太郎)  万太郎、夏の猛暑を迎えて、「納得のできる暑さになったなあ、こんな季節の酒の肴には胡瓜もみだ」と詠んでいます。これぞ、夏の醍醐味という一句でしょう。しかし今年のような酷暑ではこんな句は出てきません。ただ今夜はやや涼しい夜風がわたって、晩夏という感じです。 …
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松濤美術館では「涯テノ詩聲 詩人 吉増剛造」展がはじまりました。内覧会に出席です。

    真白なる 猫によぎられ 大旱(おほひでり)     (加藤 楸邨)  炎天のもとを歩いていると、白猫がトットコ道をよぎっていった、という情景です。真っ白なネコ君、どうやらこの強い陽射しもこの暑さも気にならないみたい。白日のもとの白いネコ、というのが、強烈なイメージ。愛猫家の楸邨先生、ネコを詠んだ句が多いです。 …
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松阪に曾我蕭白を訪ね、新宮では中上健次の墓参でした

   炎天より 僧ひとり乗り 岐阜羽島     (森 澄雄)  列島、なおも炎天が続きます。東海道新幹線の岐阜羽島駅、ここは「こだま」しか止まりません。なんだか存在感の希薄な駅ですが、この日も炎天下、乗客は少なく、僧侶装束のひとひとりだけが乗り込んだ、という情景。さすが「俳」になっています(笑)。  さてこちら…
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横浜美術館ではモネ展+エルメス、朝吹真理子さんテクストをプレゼント+詩集案内

   炎天や 巌も渚も ましろなる      (松本 邦吉)  このところの異常な猛暑続きには閉口ですね。最高気温が40℃を超えました。詩人の松本さんのこの句、『しずかな人 春の海』に収められていますが、まさにこの酷暑の真夏の海岸の情景です。全景、眩しい陽光でハレーションを起こしたみたい。八月もまだこれが続くのでしょうか。 …
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庭園美術館ではブラジル先住民の椅子展、愉快+吉増剛造さん、NHK「こころの時代」出演です

   蝉の合唱 神々は木に怠くつす     (安東 次男)  「怠くつ」とは退屈をこう表記したのでしょう。梅雨が明けて、さあ蝉の合唱が、となる季節なのに、ここ数年は蝉声が稀になりました。今年はわが家の近所も、多摩地方一帯も、蝉をまったく聴きません。どうなったのでしょう。それに今回の大豪雨。神々は退屈してる場合じゃないでしょう(笑…
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原美術館では小瀬村真美さん「幻画~像の表皮」展、映像作品がすばらしいです

 夏至即ち 夏の最も 暗き日ぞ   (高橋 睦郎)  今年の夏至は、今度の木曜日21日です。夏至は、日の出から日の入りまでの時間が最も長い日、ですが、日本ではちょうど梅雨の季節なのですね。一日中を暗い雨に降りこめられることもしばしば。詩人の睦郎さんが一昨年に刊行した句集『十年』にこの句がありました。「最も暗き日」と詠ったところに、…
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上田市美で篠田桃紅展を鑑賞+別所温泉は「信州の鎌倉」、古刹巡りです(画像追加)

 灯るごと 梅雨の郭公(かっこう) 鳴き出だす     (石田 波郷)  梅雨の雨が降るなかで、郭公が一羽、また一羽と鳴きだした様子を、「灯るごと」、まるで家々の明かりが夜の闇のなかで灯りだすようだ、と表現したのですね。波郷、やはり「文学的な」俳人でした。  さて関東も梅雨入りしましたが、幸いよく晴れた一日、東京駅から北陸新…
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