テーマ:舞踏

シアターχでは吉増剛造さん『舞踏言語』刊行記念イベント、笠井叡さんや中嶋夏さんゲストでした

  箸おいて 居眠る癖や 秋の風       (内田 百閒)  久しぶりに百閒先生の句を紹介します。昼食を済ませたあと、どこやら睡魔に誘われるままこっくりこっくり、という情景ですね。確かに、ひんやりとした微風が渡る秋の午後の気分でしょう。昼ご飯ということでは、晩酌のお酒をおいしく呑むために、昼はかけ蕎麦くらいがいい、とは先生の…
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旧日仏学院での『室伏鴻集成』出版記念イベントに参加しました

 風邪惹きの 猫の寝息の かなしけれ     (加藤 楸邨)  格調高い詠みぶりで知られる楸邨に、猫の句を120句集めて編んだ句集『猫』(ふらんす堂)があります。飼い猫が風邪をひいて寝ている。その寝息が「愛(かな)し」というわけですね。「愛し」は「いとおしい」「かわいい」の意味です。よくわかります。  2015年の6…
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吉増剛造さん朗読イベントとサイン会+土方巽鎌鼬美術館設立記念イベントが慶應アートセンターにて

 持ち古(ふ)りし 夫婦(めおと)の箸や 冷奴     (久保田 万太郎)  蒸し暑さが続き、空はなおも梅雨空、関東地方も早く梅雨明けして欲しいものです。こんな季節の食膳にはやはり冷ややっこが嬉しいですね。万太郎のこの句、本職がさすが劇作家だけあって、人情の機微に触れています。しかし万太郎自身、奥さんを割合早く亡くしているので、自…
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笠井叡+麿赤児の「ハヤサスラヒメ」、圧巻の舞台でした+志村ふくみさん『薔薇のことぶれ』

 世の塵を 降りかくしけり 今朝の雪    (井月)  前回に続いて、信州伊那谷の「乞食井月(せいげつ)」の句を引きましょう。井月の清新な感覚は、初雪の純白さが世の中の汚れを吸いこんでしまったように思えたのでしょうね。ちょっとした気象の変化にも敏感に反応する俳人です。こんな句が有名でした。「降るとまで人には見せて花曇」。  …
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ザ・ミュージアムでは英国水彩画展+詩歌文学館での吉増剛造さん×笠井叡さんイベント、2月16日です

 このところ 豆腐づくめや 暮の秋    (久保田 万太郎)  今年の秋はうんと短い印象ですね。このところ肌寒い日が続き、もう初冬の気分です。さて万太郎句、冬が近いので湯豆腐なんぞばかり食べている、という近況を詠んだのでしょうか。湯豆腐といえば、万太郎の絶唱「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」を忘れてはいけません。(この句、銀…
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大野一雄フェスでの笠井叡・ソロ舞踏「あんまの方へ」、終演後は巌谷國士氏とのトークでした

 秋ゆくや 母は林檎をうすくむく   (吉岡 実)  現代詩人の吉岡実さんは、抒情的な伝統俳句の熱心な読み手でもありました。吉岡さん没後の2003年に刊行された句集『奴草』には150句ほどの自作が収められます。この「秋ゆくや」は、昭和14年のまだ若いころの作で、日野草城の主宰誌「旗艦」に投稿されて活字になったもの。初々しいリリシズ…
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